Tosainu Lab

VAIOに入れたLinuxで静音モードやバッテリーケアを有効にする

どーもです

 

VAIO ZにArch Linuxを入れて幸せなのですが、

「バッテリーがあまり保たない」

んですよね。

(と言ってもVim+Chrome動かしている程度で2.5hは保ちますけど)

 

何とかならないかなーと調べていると、

Set battery charging limit in Ubuntu on Sony VAIO Pro | simon.schllng.de

という記事を見つけました。

ここに書いてあるのはバッテリーの充電量に制限をかける「バッテリーケア」の方法なのですが、

どうも/sys/devices/platform/sony-laptop/内のファイルがVAIO固有の設定するものらしく、弄っていると静音モードやバッテリーケアの有効化に成功したのでメモしておきます。

動作モードの変更

Windowsの付属ソフトに「VAIO Control Center」ってのがありますが、その中の設定項目である電源オプションの設定は

/sys/devices/platform/sony-laptop/thermal_control

のようです。

選択できる値がこんな感じに確認できるので、

$ cat /sys/devices/platform/sony-laptop/thermal_profiles
balanced silent performance

例えばsilentモードにしたいときはこうしてやります。

$ echo silent | sudo tee /sys/devices/platform/sony-laptop/thermal_control

バッテリーケア(充電量の制限)

充電量の制限の設定ファイルは

/sys/devices/platform/sony-laptop/thermal_control

のようです。

Max80%にしたいというときはこうします。

$ echo 80 | sudo tee /sys/devices/platform/sony-laptop/battery_care_limiter

タッチパッドの有効無効

これも同様にこんな感じにできます。

// 無効
$ echo 0 | sudo tee /sys/devices/platform/sony-laptop/touchpad 
0
// 有効
$ echo 1 | sudo tee /sys/devices/platform/sony-laptop/touchpad
1

これらを起動時に有効にする

Arch Linuxの場合、これらの設定項目をShellScriptでまとめてSystemdのサービスとして実行させることで起動時に有効にすることができます。

僕は、

ssig33.com - VAIO Pro を Linux で使う + バッテリー延命

を参考にして、このようなファイルを起動時に設定しました。

Tosainu / powersave

powersaveを/usr/sbinに置き、

$ sudo chmod +x /usr/sbin/powersave

等で実行権限を与えてやります。

powersave.serviceは/etc/systemd/system/に置き、

$ sudo systemctl enable powersave.service

とすれば起動時に実行できるようになるはずです。

 

他にもいろいろありましたが、全ては検証できませんでした。

いろいろ試してみるといいかもしれませんね。

 

さて、これでバッテリーの保ちがどう変わってくるか…気になりますねえ