Tosainu Lab

GTX 660TiのBIOSを弄る(MaxTDP・FanSpeed・BoostClock・VoltageLimit)

どーもです

 

タイトル通りです。

なんか危険なことに手を出してる気がしますが、

660TiのBIOS弄りました

 

でまぁ、何がどうなったかというと、

  • Max FanSpeed:80%→100%
  • Max Power Limit:125%?→150%
  • Max BoostClock:1085MHz→1228MHz
  • Max CoreVoltage:1.1750V→1.212V(GPU-Z読み)

 

これで念願のCoreClock約1230MHz達成です。

 

一応方法を書いておこうと思いますが、

失敗した場合グラボはファンのついた文鎮になるので注意です。

また、

この方法が使えるのはNvidiaのkeplerアーキテクチャのグラボのみです。

 

参考にしたサイト

[Official] NVIDIA GTX 660TI Owners club

 

用意するもの

 

1.改造前のBIOSを抜き出す

TechPowerUP GPU-Zを起動します。

画像のをクリックすると、BIOSが抜き出せます。適当なところに保存してください。

もしものためにBIOSにはバックアップを作っておいてください。

 

2.BIOSのファイルを加工する

Kepler BIOS Editorの圧縮ファイルを展開し、kgb.exeがあるディレクトリに先程抜き出したBIOSファイルをコピーします。

kgb.cfgをメモ帳等で開き、パラメーターを設定します。

# EXPERIMENTAL: This Setting makes the checksum calculate to 
# the same value it originally was by manipulating an unused 
# section of the bois. This may be needed for the new style
# UEFI vbios. Set this to 1 if you want to preserve the orig
# checksum. Set to 0 for the previous behavior of re-calculating
# the checksum. NOTE: if you're not having driver detection 
# problems leave this at 0.
#
Preserve_Original_Checksum = 0

Fan settings

ファン回転数設定(%)

上が最少値、下が最大値

Fan_Min = 30 Fan_Max = 100

Board power settings

Board power最大設定(%)

Max_Power_Target = 150

Max Boost Frequency. Uncomment this if you want to change the

maximum frequency your card will boost to.

BoostClockの最大値設定(MHz)

Max_Boost_Freq = 1228 ←必ず#を外す(そうしないと、僕の環境では1298MHzが設定されました)

WARNNING:

The following are valid voltages. I suggest you

use these values rather than coming up with your

own. 1212500 is the max and it is normally hard limited.

If you go over the max and your board is hard limited

you may actually get a much lower voltage than you

expect.

電圧設定

希望の値の行の#を外す

Voltage = 1187500(1.1875V)

 

コマンドプロンプトを開き、

cd kgb.exeがあるディレクトリのフルパス

kgb.exeがあるところがCドライブ以外の時(下の例はDドライブの時)はさらに、

D:

と打ちます。そうしたら、

kgb.exe BIOSのファイル名 unlock

と打つと、先程同じディレクトリにコピーしたBIOSが、値の書き換えられたものに上書きされます。

 

BIOSをグラボに書き込む

NVFlashの圧縮ファイルを展開し、nvflash.exeがあるディレクトリに先程加工したBIOSをコピーします。

コマンドプロンプトを開き、

cd nvflash.exeがあるディレクトリのフルパス

nvflash.exeがあるところがCドライブ以外の時(下の例はDドライブの時)はさらに、

D:

と打ちます。そうしたら、

nvflash.exe --protectoff

nvflash.exe BIOSのファイル名

と打ち、しばらく放置するとBIOS書き換えが完了します。

書き込みの間に電源を落としたり、コマンドプロンプトを閉じるときっと死にます。

 

PCを再起動します。

起動に成功したら、今回のBIOS書き換えは成功です。

FurMark等でエグい負荷をかけ、落ちないようなら大丈夫でしょう。

 

BIOSの書き換えは気分的にもDOS上でやりたかったのですが、

面倒くさくてやる気が出なかったのでWindowsからやりました。

日本の自作erの中ではDOSからやるのが一般的なように感じます。

 

さて、気が向いたらまた4700MHzまでCPUをオーバークロックしてFFベンチでもまわしましょうか。

ではでは〜

 

追記(2013/3/19 (Tue) 18:6:29)

10096キタ———(゜∀゜)———— !!

前回の4700MHZの時の設定から、さらにベースクロックを102MHzにして達成です。

この様子だと電圧盛らずに100MHzx48いけるかな?

 

グラボですが、僕の環境では一度落ちました。

AfterBurnerでPowerLimitを上げることで回避できましたが。

 

最終的に、ASUS GTX 660 Ti DirectCU II TOPと同じ、BoostClock1137MHzにしたBIOSを焼きました。